東京無地染は、基本的に単色の染めでありながら、重ね染めにより色合わせすることが特徴の伝統工芸品です。5 色(赤・黄・青・緑・黒)の染料の微妙な調合により、多彩な色に布を染め上げます。職人の手作業による高度な技術は、着物の反物をムラなく一様に美しく仕上げ、生地の素材、染めつける日の気温や湿度などにより、風合いや質感など、さまざまな印象に表現します。控えめで格調高さが特徴の無地染は、江戸文化として芽生え、今日まで広く多くの方に愛用されています。