江戸切子

小林淑郎

江戸切子は、ガラスの表面に金属製の円盤や砥石などを使って、さまざまな模様を切り出すガラスの伝統工芸品です。菊や麻の葉などの植物の形や江戸の生活用具を図案化した柄を巧みに組み合わせて緻密な模様を作り出します。江戸切子には、透明なガラスの表面にカットを施した「透き(すき)」と透明ガラスに色ガラスの膜を被せてカットを施した「色被せ(いろきせ)」と呼ばれる製品があります。カットグラスに使われるガラス素材の研究はもとより、クリスタルガラスの研磨の技術開発により、江戸切子の品質はさらに向上していきます。

略歴

1950年
東京都江東区に生まれる
1973年
明治大學卒 父英夫に江戸切子を師事
1981年
日本伝統工芸新作展初入選
1982年
日本伝統工芸展初入選
1983年
第30回日本伝統工芸展奨励賞受賞
1984年
日本伝統工芸新作展奨励賞受賞
1985年
(社)日本工芸会 正会員
1987年
日本伝統工芸第七部会展監審査委員
1988年
日本伝統工芸第七部会展監審査委員
2002年
ノーベル物理学賞受賞小柴昌俊氏 明治大学名誉博士学位授与 副賞江戸切子鉢贈呈
2003年
仏ルノー シュバイツアー会長 明治大学名誉博士学位授与 副賞江戸切子鉢贈呈
2005年
江東区森下文化センター「江戸切子」講座講師
2006年
第6回関東伝統工芸士会展最優秀賞「関東経済産業局長賞」受賞
了徳寺大学短期集中講座「江戸切子」講師
東京都優秀技能者知事賞受賞 東京マイスターに認定
都立大江戸高校 選択科目「江戸切子」市民講師
2007年
東京カットグラス工業協同組合 理事長就任(~2011年)
日本ガラス工芸協会 正会員
2009年
江東区無形文化財指定
元ロシア大統領ゴルバショフ氏 明治大学名誉博士学位授与 副賞江戸切子鉢贈呈

 

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