江戸結桶

川又栄風

江戸結桶は、木曽産の天然サワラ材を原木から桶に仕上げるまで、実に70以上の工程を全て手作業で行われる伝統工芸品です。柾目の通った端正な材は、合わせ目が初めからないような静謐な姿を印象付けます。暮らしや産業を支える生活用具として広く用いられてきた江戸結桶は、白木独特の清々しさとその機能美により、現代のライフスタイルの変化とともに近年、花器やワインクーラー、アートピースとしても注目されています。洋白銀の箍(たが)を巻いた江戸結桶の凜とした姿をご覧ください。

略歴

1961年
東京深川生まれ
1983年
立教大学卒業
1986年
社会人を経験の後、父・栄一に師事
2007年
桶栄4代目を継承
2016年
桶栄創業130年を迎える

現在、結桶師 桶栄4代目

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